私は適応障害と診断され休職した経験があります。症状が強く出ているときには、自殺念慮があったり、胸の一部が痛いといった身体症状も出ていました。
休職期間を経るにつれて、そういった症状は軽減し寛解しました。
再発しないために
私は、復職すればまた同じようになるかもしれない→そうすれば、もう働けない→家族を養えない
と考え、メンタルヘルスや健康に関する書籍を読みあさります。
書籍に関してはお金はなかったので、市の図書館に行くと、メンタルヘルスや健康に関する書籍が割と多くありました。
借りる際のキーワードは「健康」「うつ病」「メンタルヘルス」「適応障害」「睡眠」「筋トレ」など
その中で最も感銘を受けた本が
『フィンランドの幸せメソッドSISU(シス)』
なぜその本を選んだかというと
病気になったのは自分自身の性格にも課題があると気づいたこと
からです。
もちろん長時間労働やパワハラも要因の一つであったことも事実としてありますが、世の中には同じように大変な思いをして働いている人たちもいます。その中で、私が病気になった理由があるのではないかと考えるようになったからです。
心理学にレジリエンスという言葉があるようです。
心理学におけるレジリエンス(resilience)とは、社会的ディスアドバンテージや、己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを対応させる個人の能力と定義される。自己に不利な状況、あるいはストレスとは、家族、人間関係、健康問題、職場や金銭的な心配事、その他より起こり得る。
「脆弱性(vulnerability)」の反対の概念であり、自発的治癒力の意味である。「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」「再起力」などとも訳されるが、訳語を用いずそのままレジリエンス、またはレジリアンスと表記して用いることが多い。
レジリエンス (心理学) – Wikipedia「レジリエンスとは」レジリエントの人の特徴やレジリエンスを高める方法についてもご紹介!| 人材育成・研修・マネジメント用語集 | 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ (recruit-ms.co.jp)
生きていく上では様々なストレスと付き合いながら生活をしていかなければなりません。ストレス耐性をあげるということはストレスがかかる場面(ストレッサー)で、そのストレスに耐える力を身につけるという考えです。ただ、人によってはその出来事が『5』のストレス量だとしても、ほかの人にとっては『10』のストレス量という出来事の時もあります。ストレスの感じ方には、差があるのです。なので、ストレスに耐えるのではなく、立ち直る(回復する)力を備える必要があります。
要は、ストレス耐性を上げるのではなく、ストレスから立ち直る力をつけることが大切ということです。『フィンランドの幸せメソッドSISU(シス)』 の中でレジリエンスをつけることが筆者の体験談を踏まえ書かれていたので興味を惹かれました。
著書の中で書かれていて気に入った点
実際のうつ病で著者がフィンランドへ移住後の出来事が書かれています。その中で私が個人的に気に入った点を述べます。
①冷水治療→冷たい水に30秒から1分浸かるとホルモンストリームという現象が起こる。いわゆる幸せホルモンが多く分泌される。エンドルフィン・セロトニン・オキシトシンが含まれる。
②サウナ→筋肉疲労を鎮静化しリラックス効果をもたらす・心身の緊張と疲労を緩和する・血行を改善する・血圧を下げる・質の良い眠りをもたらす・病気への抵抗力が上がる・毒素や不純物を輩出し、健康的な肌をつくる
③森林浴→ひとりになって静けさにひたる時間は、たとえ10分や15分であってもよい休息となり、疲れを癒やし心を強くしなやかにし、慌ただしい1日の中で乱れたバランスを整えてくれる。
④自転車→外の風景や気温、季節の移り変わりを感じながらサイクリングをすることはリフレッシュとなる。気持ちも切り替わりやすい。
この4点が気に入りました。
なぜ気に入ったのかのかは、
実際の生活で取り入れ易いという点です。
サウナにはコロナ禍の中ですので、安易には行けないので、今は冷水シャワーをしています。
森林浴は近場の神社に木がはえているので、朝の散歩がてら森林浴を行っています。
そんな風に工夫すれば何かと出来るものです。
踏み始める一歩は、大変ですが踏み始めてみれば、案外楽しいものです。
今はなんとか継続して仕事を続けております。
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