私は適応障害と診断され休職した経験があります。
その中で病気の前後で違いを感じることが多くありました。
まずは自分自身の変化について述べてから、どのように接してもらえるとありがたいのかを述べていきます。
復職後の職場での変化
大きな音や声に過敏になる
高齢者の介護の仕事をしており、時に大きな声を出す利用者がおられます。
そんな時、
ビクッ!!と身体が反応してしまいます。
また同僚がドアを思い切り閉めた音などにも反応することがあります。
同僚の方は、
ビックリさせるようなことはなく、優しく声を掛けてくれると有り難いです。
同時に起きる業務の対応が難しくなる
以前であれば、介護の現場の仕事と同時にケアマネの仕事や勤務表の作成、現場のトラブル対応など多岐に業務をこなしていました。
しかし復帰後、
- 利用者から「あれをして欲しい」
- 同僚から「○○をお願いします」
と同時に声が掛かると
どちらか片方は対応が出来るのですが、どちらかは上手く対応出来ないようになりました。
同僚の方は、
業務が、落ち着いている時に声をかけてもらうと嬉しいです。どうしても声をかけないといけない場合は、メモを添えて声をかけて貰えると助かります。
記憶力が低下
自分で言うのも恥ずかしいのですが、休職前は、バリバリ仕事をしていましたし、ある一定は出来ていたと思います。沢山の仕事を抱え、上司からの指示や部下からのお願いなどメモを取らずに記憶をして取り組んできていました。
しかし復職後は、
朝の10時に言われていたことが11時になると忘れている
なんて事がチラホラとあります。
なので、業務に支障が出ないようにメモをしています。
新しい取り組みに億劫になる
休職前は
介護の現場で新しい取り組みを率先して行なってきました。上司からもそういった事を期待もされていましたし、自分自身も新しい事を取り組むことが好きでした。
しかし復職後
リーダーや上司から新しい事などすると言われても
正直、不安があり、またやりたくない
のが自分の気持ちでした。
変化に弱くなっているのでしょうか。。
一つ一つ指示をしっかりと出してもらわないと不安でたまらないことが出てきました。
同僚や上司は
指示を細かめにして出してもらえると助かります。
復職後の私生活での変化
休職中はストレスも少なく自分のペースで生活が出来ていました。病気の症状もストレスが少なかった事が良かったのか、時間が経過するにつれ落ち着いいました。
復職すると、職場でのストレスも少なからずあります。また家での生活を成り立たす為にも
- 掃除
- 洗濯
- 炊事
- 子供の世話
といった毎日の事も、少なからずストレスがかかります。
妻に言われた事を忘れる
妻も働いており共働きの家庭です。
お互いが家事を分担して生活をしています。
そんな中で妻からお願いされる事も勿論あります。
例えば、
- 「明日の子供のお迎えよろしく」
- 「今日は洗濯物、家の中で干しといて」
などありきたりなお願いです。
そんな事も忘れてしまうことがあります。
忘れない工夫として、メモに書いてリストにしてやり残しがないようにしています。
性欲がなくなる
夫婦ですから、夜の営みも大切です。
ですが、復職後、仕事から帰るとまずは横に30分ほどならないと身体が持ちません。精神的な疲れも加味されているのでしょう。
そこから家族と過ごすのですが、夜は入浴すると1時間ほどで眠たくなりすぐに寝てしまいます。
「妻との営みをしたい!!」って気持ちがないのです。
これも病気のなせる業なのでしょうか。
まとめ
個人的な経験の中なので、当てはまらない方もおられるとは思います。
同僚や、上司はこの病気を理解は出来ないとは思います。それは仕方ありません。
ただ知ろうとすることは出来ると思うので、私の体験談から一つでも知って貰えたらと願います。
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