適応障害になり、休職した経験から感じたことをお伝えします。
家庭を持ち住宅ローンを抱え、休職した私はお金のことに悩みました。
心の病になり、働くことが出来なくなったため、収入がストップします。
当たり前ですが、働かないと収入はありません。
藁にもすがる思いで、休職期間中のお金の問題をどのようにやり過ごせばいいのかを調べまくりました。その中で、得た情報や体験談を伝えていきます。
労働災害か、個人的な休みか
休職(きゅうしょく)とは雇用されたまま長期間の労働義務が免除され、かつ雇用契約はそのまま持続すること。 何らかの理由により就業が不可能になったときに、就業規則などの定めにより適用される。 休職期間中は、労働基準法(昭和22年法律第49号)等に基づき、使用者の責に帰すべき事由により休業した場合に労働者に休業手当が支払われる。
休職 – Wikipedia
労働基準法によって使用者の責に帰すべき事由であれば、休業手当がもらえたのですが、
精神的な病気についてはその病気の原因が
- 職場での過重労働である
- 私生活でのストレス
- 本人の性格によるもの
など、どれが原因で病気になったのかを見極めることが難しく一般的には労働災害に認定されにくいそうです。
私の場合はあくまで個人的に精神の病気を患い、そのため働けなくなり、休職に至ったということになりました。
働いていないためお金を得る手段がありませんでした。
傷病手当金
休職期間になり、色々とネットで調べていると傷病手当金という制度があるのを知りました。
サラリーマンであれば健康保険に入っています。その制度の一つに働けなくなった時に申請すれば出る傷病手当というものがあるのです。
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
なお、任意継続被保険者の方は、傷病手当金は支給されません。
(健康保険法第104条による継続給付の要件を満たしている者は除く。)
傷病手当金 | こんな時に健保 | 全国健康保険協会 (kyoukaikenpo.or.jp)
ただよく調べてみるとすぐに申請しても貰えるものではなく、
休んでいるという実績がないと申請ができない
というもので即金性はありませんでした。
収入を得ることが出来なった時のために
- 生活防衛資金を貯めておく
- 必要であれば、就業不能保険・所得補償保険に加入する
- 生活水準をあげない
ことで収入を得ることが出来なくなった時の対策ができると思います。
1.生活防衛資金を貯めておく
生活防衛資金とは、その名の通り何かあった時のために使えるお金のことです。
いくら貯めておけばよいかというと、
- サラリーマンなら6か月分
- 自営業なら1年間
を目安にします。
一般的にはサラリーマンであると上記にも記載した通り傷病手当金という制度があります。
およそ半年間の生活資金があればよいと言われています。1か月が30万かかるなら180万円程度です。
自営業の方では、1年間の生活資金を貯めておく必要性があります。なぜなら、サラリーマンとは異なり、傷病手当金の制度がないからです。
私の場合は、休職した時期がボーナスのあとであったことで、なんとか生活資金のやりくりが出来ましたが、そうでなかったらゾッとします。
日ごろから、お金を貯めておくことの大切さを学びました。
2.必要であれば、就業不能保険・所得補償保険に加入する
サラリーマンであれば、傷病手当金の制度がありますが、民間の保険会社の中に
- 就業不能保険・所得補償保険
というものがあります。
就労不能保険・所得補償保険
病気やケガの治療による長期間の入院や在宅療養などによって働けない(就業不能)状態になったときの、長期の収入減少に備えるための保険です。
医療保険や生命保険と異なり、ポイントは働けない状態になった時に備える保険になります。
商品によっては、免責期間があったり、精神疾患は保証の対象外となるものもあります。
なので加入する際にはしっかりと見極める必要があります。
生活水準をあげない
ここが一番大切です。
生活水準を上げなければ、貯金はたまりやすくなります。
通常サラリーマンであれば、毎年一定の昇給があります。収入は増えていき使えるお金も増えていきます。社会人1年目で手取り18万から社会人10年目で手取り25万となれば、その増えた分だけお金を使っていくものです。
私の家の場合も増えたら増えた分だけお金を浪費をしていました。子供貯金は毎月一定額していたのですが、毎月貰った収入以上に使っていることも多くあり、毎月赤字でボーナスで補填し、なんとかやりくりしていました。
貯蓄がまったく出来ていなかったので、本当に困りました。
収入が増えたら増えた分だけ使うとお金は消えていきます。
なので、生活水準をあげないということが必要です。
最後に
働けなくなる時というのは、誰でもあり得ることだと思います。
- 精神疾患のため
- 交通事故で入院のため
- 子供や親の世話のため
いつ何が起こるかはわかりません。
そのために、普段の生活の中でお金に対する考えを改める必要性があります。
本当に、実際に生活が苦しくなるとお金の大切さを実感します。
手始めにいまいくら貯金があるのかを調べていただければと思います。
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